
「香りを上手にまとうのは いい女の条件」なんだそうですよ。
世界三代美女、クレオパトラ、楊貴妃、小野小町ももちろんとても良い香りがしたと言い伝えられています。
源氏物語の中で源氏がこよなく愛した紫の上も香の達人。
ふと通りすがったとき、そばに寄ったときに漂ってくるその香りは魔法にも似ていると思います。
香りはきつ過ぎても香らなさすぎても駄目。
でも香りには揮発性があって時間と共に変化していきますし、その持続時間は香りによってまちまち。
それに同じ一噴きでも香りによってたち方は違いますし、同じ香りでもその日の天気によって変わります。
ただ、まき散らすだけなら誰にでもできるけれど、香りの特性を理解し、計算して一番その時に相応しく香らせるというのは本当に難しい

嗅覚というのはとても疲れやすく、同じ匂いにはすぐ慣れてしまうからです。
すごくきつい香水の匂いがするひとというのは、もう鼻が慣れてしまってるんですね。
自分では気付きにくいだけに「あ、これってアロマの匂い?」「匂いだけで近づいてきたのが分かる」と言われると
内心「匂いすぎてるのかも」と どき??

病院に行くときはもちろん香りはつけませんし、食事のときも控えます。
習い事でもお料理教室などにはつけません。
それでも化粧水やヘアクリーム、ボディオイルなどに精油を使っているのでつけてしばらくはやっぱり香るようです。
朝一番に会う人にはよく「これは何の匂い?」と聞かれます。
私にとって香りは欠かせないもの。
服を選ぶのと同じようにその日のスケジュールにあわせて香りを決め、自分自身のために朝の儀式を行います。
でも周りの人にとってそれが不快にならないよう、出来ることならその香りを共有することを楽しんでもらえるような・・・
そんなセンスを磨いていきたいなと思います。