家から5分もかからない老人ホームに名刺一枚持って「ボランティアさせてもらえませんか」と飛び込みました。
そんな丸裸な私を所長さんは信頼して受け入れてくださり、月に1回ハンドトリートメントのボランティアをさせていただいています。
幼稚園のお迎えやインフルエンザによる学級閉鎖など、何かと予定の変更をお願いすることも多い中、「いつでも都合のいい時に来てくれたらいいんですよ」といつも温かく迎えてくれます。
今日はそのボランティアの日でした。
月一回といいながらなんと今年初めての訪問・・・ごめんなさい。
久しぶりにお会いする利用者のみなさんはますますコミュニケーションが困難になっている方もいらっしゃったり、歩けなくなってしまった方もいらっしゃいました。
トリートメントといってもぎゅっと手を握り締められるので、ただ手の甲を撫でるしか出来ない方もいらっしゃるのですがみなさん楽しみに待ってくださっています。
にこにこ笑って手を差し出してくださるおばあさんの手をトリートメントしていたら、スタッフの方が「この方ね、手を触られるのをすごく嫌われるんです。なのにこんな嬉しそうな顔をして、気持ちいいんでしょうね」と教えてくださいました。
終わったときに「気持ちよかった。ありがとう」と言われて、とんでもない!
「私のほうこそありがとうございます。」
みなさんの嬉しそうな表情を見たり、
「こんなに手を可愛がってもらって手が喜んでる」とか
「こんなによくしてもらったのははじめて

(い?え、何度も来ています。前回もしました。終わった瞬間に忘れちゃうんだけどね

な?んて言われたら
「やっぱりアロマをしててよかった。私がアロマを通して感じ続けていきたいこと、伝えていきたいことはこれなんだな?」と再認識できて、とっても元気が出てきました。
どんなに忙しくても歩いてたった5分のボランティアにも行けないほど心の余裕をなくしてしまっては大切なものが見えなくなってしまいます。
自分が与えたつもりでいたのに、実は与えられていたものの方が大きかったことに気付かされる・・・
アロマもボランティアも根っこは同じ。
感謝
