「国際アーユルヴェーダ振興協会」→http://iava.jp/
日本におけるアーユルヴェーダの第一人者ともいえる上馬場和夫先生と西川眞知子先生の基調講演もあり、
アーユルヴェーダとはインドやスリランカの人たちが特別に知っているものではなく、
私たち自身の中にすでにある「生命科学」である
というお話をされていました。
アーユルヴェーダでは
人体、そして宇宙の万物は「空」「風」「火」「水」「地」の5元素から構成され、
私達は「トリ・ドーシャ」と呼ばれる3つのエネルギーによって支配される
と考えます。
「空」と「風」の性質を持つ「ヴァータ」
「火」と「水」の性質を持つ「ピッタ」
「水」と「地」の性質を持つ「カパ」
この3つをどのバランスでもっているかは人によって違い、そのバランスがその人の体質を表します。
時間や季節、年齢によっても影響を受けます。
たとえば昨日のお話だと夏は「ピッタ」秋から冬は「ヴァータ」春は「カパ」が増えやすい時期になります。
なので「ピッタ」が増える暑い夏にはきゅうりやスイカなどの瓜系の野菜、トマトなんかを食べるといいわけですね。
秋風や木枯らし吹く「ヴァータ」の秋冬には滋養によい栗や、根菜など地に根付くものを食べます。
「春眠暁を覚えず」水の性質をもつ、なんだかぼーっとしてむくみやすい春はたらの芽や菜の花など苦味のある山菜類が体を引き締めてくれるそうです。
今、スーパーには季節感なく年中どんな野菜も手に入りますがやぱり旬のものはその季節ごとの体を整えてくれる大切な恵みなのですね。
自分の心と体、時間や宇宙の法則を知ることで今自分がどのように生きていくかが見えてくる、
それが「アーユルヴェーダ的(西川先生いわく「和ゆるヴェーダ」)生き方」なのだそうです。
日本には美しい四季の移り変わりがあります。
それを五感で味わうことの出来る日本はこの「生命科学」を最も感じやすい国かもしれませんね。
「アーユルヴェーダ」はインドの特別なものではなく、すでに私達の中にあります。
上馬場先生、西川先生、とても分かりやすいお話をありがとうございました

基調講演の後は記念撮影と100人近く集まった異業種交流の場でもありました。
最近よくお声をかけていただく異業種交流会。
昨日もいろんな方と出会い、実り豊かな交流会となりました。
お会いした皆様、楽しい時間を本当にありがとうございました
