危険を察知する嗅覚
毎朝アトピーっ子の長男のために漢方を煎じているのですが・・・
洗濯物を干してリビングに戻るとなんかおかしな匂い・・
「あ???またやった??

30分煎じるので忘れないようにタイマーをかけているんですが
私が別の場所で用事してる間に「ピピピ」ってなると子供達がうるさいからってさっさと消しちゃうんですよね。
でも火は消してくれないので(消してよ

そのまま忘れてて気がついたら土瓶が焦げてる

もう何度やったか分からないくらいですが、毎回感心するのは
「やっぱり嗅覚ってすごい!!」ってこと。
アロマをお勉強した皆様はしっかりと頭に入ってますよね
人間の五感の中で視覚、聴覚、触覚、味覚は人間のみが大きく発達しているといわれる新しい脳(理性で判断する脳)を通して古い脳(本能に直結する脳)に伝わりますが、
嗅覚だけは新しい脳をすっ飛ばして本能をつかさどる古い脳を直撃します。
要は五感の中で嗅覚のみが本能と直結してるってことですね。
たとえばちょっと古くなってる食べ物って「まだ食べれるかな」って匂ってみたりしますよね。
自分にとってそれが有害か無害か嗅覚で判断してるのです。
それから人間は他の感覚が発達したためかなり退化してしまいましたが
動物達の中では危険を知らせる警戒フェロモン、
えさの場所を知らせる道しるべフェロモン、
仲間かどうかを判断するための認識フェロモン、
そして一般的によく知られている異性を呼ぶ性フェロモンなど・・
まだまだありますが、生命維持に欠かせない情報のほとんどは嗅覚を通して伝えられるのです。
(厳密に言うと一般的な匂いは主嗅覚系、フェロモンは鋤鼻系(副嗅覚系)で受け取るのですが大まかには同じ範囲に含まれると思います)
話が随分それちゃいましたが、
焦げてるところを見たわけでも、焦げてる音がしたわけでもないのに、
匂いは私の嗅覚を通して異常→危険を伝えてくれたわけです。
普段あんまり重要視されてない感じの嗅覚ですが、
これをなくしては生命の維持、子孫を残していくことは不可能だと言われています。
(今の文明社会に住む人間にはある程度可能かもしれませんね。でも自然界では不可能です。)
そんな嗅覚の素晴らしさに焦げ付いた土瓶を眺めながら毎回感動する私なのでした

土瓶のこげ、とれるかな????・・・・
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